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WORKS施工実績

モンゴル国

チョイジンラマ寺院 / 外部柱 塗装試験施工

オラーン・へレム障壁画との出会い
ウランバートル中心部に位置するチベット仏教寺院の外部柱の塗装試験を行う中、悪天候での作業中断の際、文化遺産センターにて出土品の洗浄などのデモンストレーションを行っている時に墳墓の話を聞き、視察を申し入れる。それがとんでもない壁画との出会いにつながる。
オラーン・へレム墓は、モンゴルの首都ウランバートル西方約220Km、ボルガン県バヤンノール郡に位置する。2011年モンゴル・カザフスタン共同で発掘調査が行われ、未盗掘であったこの7世紀の墓から、多数の副葬品ばかりでなく、モンゴル初となる極彩色壁画が発見される。
墳丘は直径35m,高さ3.5mの円形で、墓室はその地下7.5m 入り口から墓室までの全長は60m、墓道の東西壁にはそれぞれ青龍と白虎が頭部を入口に、その墓室側に3人の官人、一人の宦官、列戟が描かれている。過道入り口にあたる墓道北側には楼門図が描かれ、4つの天井両側壁には順に牽馬図、人物図、狩猟図、宦官が描かれ墓室にはあまり平滑でない壁面に樹下人物図が描かれていた。

DATA

建物等名称 チョイジンラマ寺院
文化財区分
    施工内容 外部柱 塗装試験施工
    所在地 モンゴル国
    施工年 2012年

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